七殿屋敷跡(読み)ななとのやしきあと

日本歴史地名大系 「七殿屋敷跡」の解説

七殿屋敷跡
ななとのやしきあと

[現在地名]長浜市加田町

加田一族七人の屋敷跡。加田氏は伊藤筑前守勝重を元祖とし、延慶年間(一三〇八―一一)より佐々木京極氏の被官となったという。天文一三年(一五四四)には加田かだ口の合戦があり、浅井氏側の加田八郎兵衛の城館を京極高広が攻め、垣見氏が加田氏を助けている(垣見文書・下坂文書・坂田郡志)。「佐々木南北諸士帳」には加田孫八郎、同九郎左衛門、同権左衛門、同甚兵衛、同右近右衛門、同新八、同重右衛門、右加田七家とある。一方天正元年(一五七三)の作職算用帳(坂田郡志)には加田の土豪として加田伊賀・同まご衛門・同藤兵衛・同新兵衛・同修理進・同藤衛門・同せんすけとあり、一致しない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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