京極高広(読み)きょうごく・たかひろ

朝日日本歴史人物事典 「京極高広」の解説

京極高広

没年:延宝5.4.22(1677.5.23)
生年:慶長4(1599)
江戸前期の大名。丹後国(京都府)宮津藩藩主。父は高知。伏見(京都市)生まれ。高政,采女を称す。元和8(1622)年に宮津藩7万8200石を襲封。丹後守。虐政により領民非難を受け,承応3(1654)年,子の高国に家督を譲った。しかし高国ものちに虐政を重ね,高広は高国を幕府へ提訴し,京極家は改易に処せられた。高広は流浪の身となり,京都の東山に閑居し,そこで死去した。

(長谷川成一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「京極高広」の解説

京極高広 きょうごく-たかひろ

1599-1677 江戸時代前期の大名。
慶長4年生まれ。京極高知の子。元和(げんな)8年丹後(京都府)宮津藩主京極家2代となる。圧政をしいて領民のうらみをかい,承応(じょうおう)3年長男高国に家督をゆずる。のち高国の親不孝と悪政を幕府にうったえ,次男高勝をたてようとしたが所領没収となった。延宝5年4月22日死去。79歳。号は安智,闇知。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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