七蔵司村(読み)ななぞうしむら

日本歴史地名大系 「七蔵司村」の解説

七蔵司村
ななぞうしむら

[現在地名]挟間町七蔵司 七蔵司・中台なかだい

内成うちなり(現別府市)の東、高崎たかさき(六二八・四メートル)の南西麓にあり、西部を石城せきじよう川の支流が南流する。府内・日田往還の黒野くろの村から三船みふね村、当村を経て銭瓶ぜにがめ峠に至る道は別府に抜ける最短の道筋であった。峠の道標に「南とうしり道」とある。江戸時代を通じて府内藩領で、中郷内成組に属した(府内藩記録)正保郷帳に村名がみえ田高四〇石余・畑高二五石余、笠和かさわ郷に所属。柴山ありと注記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android