七蔵司村
ななぞうしむら
[現在地名]挟間町七蔵司 七蔵司・中台
内成村(現別府市)の東、高崎山(六二八・四メートル)の南西麓にあり、西部を石城川の支流が南流する。府内・日田往還の黒野村から三船村、当村を経て銭瓶峠に至る道は別府に抜ける最短の道筋であった。峠の道標に「南とうしり道」とある。江戸時代を通じて府内藩領で、中郷内成組に属した(府内藩記録)。正保郷帳に村名がみえ田高四〇石余・畑高二五石余、笠和郷に所属。柴山ありと注記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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