万福寺遺跡群No.1・No.2遺跡(読み)まんぷくじいせきぐんNo.1・No.2いせき

日本歴史地名大系 の解説

万福寺遺跡群No.1・No.2遺跡
まんぷくじいせきぐんNo.1・No.2いせき

[現在地名]麻生区万福寺

多摩丘陵の北東部、鶴見つるみ川の支流麻生川によって開かれた樹枝状の谷と平坦部をもたない痩せ尾根が複雑に入組んだ地形上に位置する。平成一三年(二〇〇一)から区画整理事業に伴う事前調査として四ヵ所の遺跡が発掘され、うちNo.1・No.2遺跡からは縄文草創期・早期、とりわけ草創期に関する良好な資料が発掘された。

No.1遺跡は、痩せ尾根の南端から西側の斜度一五度前後の斜面に位置しているが、草創期・早期の包含層が所在する南西部分のみ斜度五度前後で緩やかな傾斜となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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