万能一心(読み)まんのういっしん

精選版 日本国語大辞典 「万能一心」の意味・読み・例文・類語

まんのう‐いっしん【万能一心】

〘名〙 何事をするにも一心にしなければならないこと。また、あらゆる芸能に通じていても、一つ真心がなければ役に立たない、万能よりも一心がたいせつであることにいう。転じて、真心をこめてすること。
竹馬抄(1383か)「心のまことなからむ人は、なにごとにつけても入眼の侍まじきなり。万能一心など申すも、かやうのことを申やらんとおぼえ侍也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報