三ッ屋新田(読み)みつやしんでん

日本歴史地名大系 「三ッ屋新田」の解説

三ッ屋新田
みつやしんでん

[現在地名]三島市谷新田やしんでん

箱根はこね山西麓に位置する坂五ヵ新田の一つ。東海道沿いに市山いちのやま新田の東に続く。三ッ谷新田(「村々様子大概書」江川文庫蔵)とも記した。元禄郷帳によると高一七石余。幕末まで幕府領(韮山町史)。元茶屋とよばれる場所が集落内にあり、新田が開発された当初の場所か。内藤家はイエナを「富士見屋」というが、かつて諸大名の休息所である茶屋本陣を務めていたことにちなむという。細井家のイエナは「立場」(たてば)で、人足が休息する立場を営んでいたという(「三島市誌」など)


三ッ屋新田
みつやしんでん

[現在地名]上越市三屋みつや・三ッ屋町・佐内さない

安江やすえ村の北に位置し同村枝郷正保国絵図に三ッ屋村とみえるが、高は不記載。天和三年郷帳では八六石三斗余。近世末には高田藩預所。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android