日本歴史地名大系 「三之倉村」の解説 三之倉村さんのくらむら 岐阜県:多治見市三之倉村[現在地名]多治見市三の倉町廿原(つづはら)村の南にある山沿いの村落。西に連なる小山脈の尾根が尾張との国境。三之倉川が北西から南東へ流れる。慶長郷帳では酒井平九郎領池田(いけだ)村一千石のうち。明暦覚書に池田郷のうちとして三ノ蔵村とみえる。尾張藩領。概高八四石余で旱損所、人数六二、馬四。「濃陽志略」では家数四九・人数二〇七。「濃州徇行記」では田二町九反余・畑四町余。概高のうち一斗余は桑漆高。農間に柴・薪を取り、また抹香を作って売出す。家数三七・人数一六九、馬一。猟師一がいた。明治五年(一八七二)の村明細帳によれば新田高二石余・反別田二反余・畑一反。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by