三人四脚型直接投資方式(読み)さんにんよんきゃくがたちょくせつとうしほうしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三人四脚型直接投資方式」の意味・わかりやすい解説

三人四脚型直接投資方式
さんにんよんきゃくがたちょくせつとうしほうしき

製造業における日本の発展途上国向け企業進出に特徴的にみられる直接投資方式で,日本企業 (メーカー) ,日本商社と現地側パートナーの3者が共同合弁会社を設立するというもの。アメリカ系巨大多国籍企業の場合には直接投資を行う際に 100%支配の子会社設立を望む傾向が強いが,海外進出を望む日本企業の場合には中小企業が多いため,世界的な情報・貿易網をもつ日本の商社がオーガナイザーとなり,日本企業と現地側パートナーを結びつけて直接投資を実現することが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android