三分(読み)サンブン

精選版 日本国語大辞典 「三分」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぶん【三分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三つにわけること。
    1. [初出の実例]「各持たる所の金を三分(さんぶん)に別て、其の一分を此の翁に与へつ」(出典今昔物語集(1120頃か)四)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公一一年〕
  3. 一〇に分けたものの三つ。十分の三。
    1. [初出の実例]「十月玄英至、三分歳候休」(出典:菅家文草(900頃)一・残菊詩)
    2. [その他の文献]〔詩経疏‐召南・摽有梅〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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