三割(読み)みつわり

精選版 日本国語大辞典 「三割」の意味・読み・例文・類語

みつ‐わり【三割】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を三つに分けること。三つに割ること。また、そのもの。三分の一。
    1. [初出の実例]「これは諫むるに及ばず、剰(あまつさ)巻物三つ割(ワリ)にして帯に用ゆ」(出典評判記色道大鏡(1678)三)
  3. 四斗樽の酒の三分の一の量。また、その量を入れる酒樽。みつわりだる。
    1. [初出の実例]「三つわりの樽のかがみをぬき」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android