日本歴史地名大系 「三十刈村」の解説 三十刈村さんじゆうがりむら 石川県:金沢市旧石川郡地区三十刈村[現在地名]金沢市三十刈町額乙丸(ねかおとまる)村の南に位置する。古くは額三十刈(ぬかさんじゆうがり)村と称し、額七ヵ村の一つであった(加賀志徴)。正保郷帳では高二九四石余、田方一七町一反余・畑方二町五反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高三〇二石・免五ツ七歩で、ほかに山役七九匁の小物成があった(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高は四・百姓数八(高免付給人帳)。文政三年(一八二〇)の家数一七(「高免家数等覚帳」後藤文書)。当村で産する堅瓜は三十刈瓜の名で知られる特産物で、形が大きく、粕漬や干瓜として食された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by