三十間堀(読み)さんじっけんぼり

精選版 日本国語大辞典 「三十間堀」の意味・読み・例文・類語

さんじっけん‐ぼり【三十間堀】

  1. ( 堀の幅が三〇間あったところからいう )
  2. [ 一 ] 東京都中央区銀座通と昭和通の間を並行に流れていた堀。かつては、この堀で八丁堀と新橋川とが結ばれていた。昭和二四年(一九四九)埋立。三十間堀川
    1. [初出の実例]「おれも三十間堀の船頭だが」(出典:歌舞伎・月梅薫朧夜(花井お梅)(1888)七幕)
  3. [ 二 ] 江戸、三十間堀の西河岸にあった町名。北から南に八丁目まであった。
    1. [初出の実例]「ひとりは、神田の米屋へ行ぬ。又は三十間堀(ケンボリ)味噌屋に縁ぐみ」(出典浮世草子・好色盛衰記(1688)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android