三史(読み)サンシ

デジタル大辞泉 「三史」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【三史】

中国古代の三つ史書史記漢書かんじょ後漢書をいう。後漢書の代わりに東観漢記を当てることもある。

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精選版 日本国語大辞典 「三史」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【三史】

  1. 〘 名詞 〙 中国の代表的な三つの史書。史記、漢書、後漢書をさすが、後漢書の代わりに、東観漢記または戦国策を入れることもある。
    1. [初出の実例]「其湏経生者三経、伝生者三史、医生者大素」(出典続日本紀‐天平宝字元年(757)一一月癸未)
    2. 「三史五経みちみちしきかたを、あきらかにさとりあかさんこそ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐郡国志一・司隷〕

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