三号(読み)さんごう

精選版 日本国語大辞典 「三号」の意味・読み・例文・類語

さん‐ごう‥ガウ【三号】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 第三番目であること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「作者曰くさきに第三号(サンガウ)の紙尾に於て」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六)
  3. 雑誌などの定期刊行物で、三番目の発行のもの。
    1. [初出の実例]「創刊号より、第三号までは、一部も返品がなかった」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和六年(1931)一二月)
  4. ( 「三号活字」の略 ) 二号より小さく、四号より大きい活字。
    1. [初出の実例]「是に於てか二号字を用ひ、六号字を用ひ、後には四号とか三号(ガウ)とかの活字を使用するやうになり」(出典:面白半分(1917)〈宮武外骨〉活字の大小と新聞)
  5. 画布の大きさで、二号より大きく、四号より小さいもの。
  6. 乗物などで、三番目の順序のもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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