三壺記(読み)みつぼき

日本歴史地名大系 「三壺記」の解説

三壺記
みつぼき

一七冊

別称 三壺聞書 山田四郎右衛門著

写本 加越能文庫

解説 抄出本として「新山田畔書」(元禄九年今枝直方編)および「北陸三国志」(宝永七年)と称する改題本がある。山田四郎右衛門の甥の山田久八の組頭であった原田又右衛門が藩主前田綱紀に献上したもので、一四巻からなり、ほかに三壺聞書目録、信連記・巻一五、追加目録が付されている。内容は鎌倉・室町期から始まり、織田信長豊臣秀吉徳川家康の時代を略記し、本論となる前田利家の尾張荒子以来の戦功をはじめとして、万治元年の前田利常死去に至る前田家と加賀藩の実録物。

活字本 郷土図書叢刊・加賀能登郷土図書叢刊一〇期


三壺記
みつぼき

一七冊

別称 三壺聞書 山田四郎右衛門著

写本 加越能文庫

解説 前田利家の尾張以来の戦功を記したもの。「信長公記」や「太閤記」にも比すべき史書で、加賀藩の実録記としてまず最初にあげられる。改題本として「新山田畔書」(元禄九年今枝直方編)がある。

活字本 加賀能登郷土図書叢刊一〇期

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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