三宅駸五(読み)ミヤケ シンゴ

20世紀日本人名事典 「三宅駸五」の解説

三宅 駸五
ミヤケ シンゴ

明治・大正期の海軍中佐 尼港事件犠牲者。



生年
明治16(1883)年

没年
大正9(1920)年3月13日

出生地
兵庫県

学歴〔年〕
海兵卒,海大選科

経歴
明治36年海軍兵学校に入り、39年少尉候補生となり、のち少佐となる。海軍大学校選科学生として外国語学校にロシア語を学ぶ。軍令部勤務中、シベリア出兵に伴い海軍無線電信隊を率いてニコライエフスクに駐在を命ぜられる。中佐に累進。大正9年3月パルチザン攻撃(尼港事件)により帝国領事館副領事・石田虎松らと共に戦死した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三宅駸五」の解説

三宅駸五 みやけ-しんご

1883-1920 明治-大正時代軍人
明治16年生まれ。三宅驥一(きいち)の弟。シベリア出兵にともない,海軍無線電信隊をひきいてニコライエフスクに駐在。パルチザンの攻撃(尼港(にこう)事件)により,副領事石田虎松らとともに大正9年3月13日戦死。38歳。海軍中佐。兵庫県出身。海軍兵学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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