三官(読み)さんかん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三官」の解説

三官 さんかん

?-? 朝鮮王朝陶工
文禄(ぶんろく)・慶長の役の際に薩摩(さつま)(鹿児島県)につれてこられる。1616年(元和(げんな)2)一六,一官とともに琉球国王にまねかれ,製陶をつたえた。一六は同地にとどまるが,三官と一官は薩摩にもどった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三官の言及

【三元】より

…中国,三元は本来,歳・日・時の始め(元は始の意)である正月1日を指したが,六朝末期には道教の祭日である上元・中元・下元を意味し,それぞれ正月・7月・10月の15日を指すようになった。天官・地官・水官のいわゆる三官(本来,天曹(てんそう)すなわち天上の役所を意味したが,しだいにいっさいの衆生とすべての諸神を支配する天上最高の神となる)がそれぞれの日,すべての人間の善悪・功過を調査し,それに基づいて応報したという。つまり,三元の教えは道教の応報思想を端的に表すものである。…

【旗】より

…これは軍事行動において旗が軍威を象徴したことを物語るものであり,また漢の高祖劉邦が沛(はい)に兵を挙げたとき,軍神を祭り旗鼓に釁(ちぬ)ったというのも,戦闘における旗の神聖な機能を示すものである。 実戦において旗は,金・鼓とともに三官(《管子》)といわれ,指揮・号令に使われた。金は鉦であり鼓は大鼓で,部隊の進退を指示する。…

※「三官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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