精選版 日本国語大辞典 「三室の山」の意味・読み・例文・類語 みむろ‐の‐やま【三室山・御室山】 [ 一 ] 奈良県桜井市の三輪山(みわやま)のこと。[初出の実例]「我(あ)が衣色取り染めむ味酒(うまさけ)三室山(みむろのやま)は黄葉しにけり」(出典:万葉集(8C後)七・一〇九四)[ 二 ] 奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町の神奈備山(かんなびやま)のこと。ふもとを龍田川が流れ、紅葉・時雨の名所として知られた。[初出の実例]「たつた川もみぢばながる神なびのみむろの山に時雨ふるらし〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋下・二八四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例