三島古墳群(読み)みしまこふんぐん

日本歴史地名大系 「三島古墳群」の解説

三島古墳群
みしまこふんぐん

[現在地名]穴吹町三島 三谷

三谷みたに地区の西部、吉野川南岸に張出した尾根筋上に位置する。三基が遺存し、近隣の遊佐ゆさ古墳・三谷古墳と一連のグループと考えることが可能である。昭和五〇年(一九七五)に測量調査が行われた。三基ともに北向きの横穴式石室が開口する。一号墳の墳形を前方後円墳とする見方もあるが、否定論もある。二号墳・三号墳はいずれも円墳である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の三島古墳群の言及

【茨木[市]】より

…北部は北摂山地に属する低い山地,中・南部は千里丘陵を除けば安威川,淀川のつくった平野である。山麓一帯には継体天皇陵,紫金山古墳,将軍山古墳などの三島古墳群があり,茨木川北東岸には中川清秀,片桐且元によって城下町が建設された。城郭は短期間で廃されたが,その後も三島地方の中心地となってきた。…

※「三島古墳群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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