三島山経塚(読み)みしまやまきようづか

日本歴史地名大系 「三島山経塚」の解説

三島山経塚
みしまやまきようづか

[現在地名]佐世保市広田町

早岐はいき瀬戸に突き出した三島山頂部(標高一七メートル)にある平安末期の埋経遺跡。三島山は江戸時代前期までは小島であった。昭和三六年(一九六一)経筒の蓋・身が発見され、筒内に湖州鏡が納められていた。同四五年に発掘調査。遺構の土坑は直径四六センチの不整円形で、深さは約七〇センチ、底に砂岩の台石をすえ、その上に鏡を内蔵した滑石製経筒を安置し、さらに経筒南側の台石上に宋代の青白磁合子二点と小壺一点があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む