三帳村(読み)さんちようむら

日本歴史地名大系 「三帳村」の解説

三帳村
さんちようむら

[現在地名]三珠町三帳

高萩たかはぎ村の東、あし川中流域の山間村。南はアンバ峠・八坂はつさか峠の嶺線をもって八坂村(現下部町)、北はおお峠・関原せきはら峠の嶺線をもって上大鳥居かみおおとりい村・関原せきはら(現豊富村)に接する。山上村とも記す(寛永元年四郡村高帳など)。また古くは山条・山帳とも記されたという(甲斐国志)。地内に縄文時代前期・中期土器・石斧などが出土した首速くびわ遺跡がある。天正五年(一五七七)二月二二日の武田家印判状写(西湖区有文書)に「三帳之郷」とみえる。同郷は九一色くいしき郷の一で諸役免許が安堵された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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