三才山峠(読み)みさやまとうげ

日本歴史地名大系 「三才山峠」の解説

三才山峠
みさやまとうげ

本郷と小県(ちいさがた)郡とを結ぶ峠で、美ヶ原(うつくしがはら)高原の北にある。頂上の標高は一五二八メートル余、松本からは女鳥羽(めとば)川の上流をさかのぼり、しばらく急坂をよじて頂上に達する。

江戸時代には松本と江戸を結ぶ最短距離の道であったが、険難のため重要道路にはならなかった。しかし松本平から江戸への物資輸送は行われ、時に松本藩の通行もあった。明治九年(一八七六)三月、中信と東信を結ぶ重要路線としてこの峠の開削が問題とされ、筑摩県下諮問会議はこれを答申したが、八月筑摩県が廃されて長野県に合併したため、中止された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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