三文不通(読み)さんもんふつう

精選版 日本国語大辞典 「三文不通」の意味・読み・例文・類語

さんもん‐ふつう【三文不通】

〘名〙 (銭三文にも通用しないの意) とるに足りないこと。つまらないこと。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「疑ひも無く昇は、課長信用、三文(サンモン)不通の信用、主人奴僕(ぬぼく)に措く如き信用を得てゐると云って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android