日本歴史地名大系 「三方ヶ原村」の解説 三方ヶ原村みかたがはらむら 静岡県:浜松市旧敷知郡・引佐郡地区三方ヶ原村[現在地名]浜松市三方原町(みかたはらちよう)・東三方町(ひがしみかたちよう)・豊岡町(とよおかちよう)・三幸町(みゆきちよう)・大原町(おおはらちよう)・初生町(はつおいちよう)・根洗町(ねあらいちよう)明治一三年(一八八〇)に成立した三方原台地上の村。三方原は古くから周辺村々の秣場で、入札制で下草や小木が採取された。元和九年(一六二三)には入会村として三方原根郷二五村が定められた。山論がしばしば発生し、元禄三年(一六九〇)には争論の結果、周辺一三八ヵ村の入会とされることで収まったが、その後も争論は起こった(「諸用記」高林家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by