日本歴史地名大系 「三日月宿」の解説 三日月宿みかづきしゆく 兵庫県:佐用郡三日月町細月村三日月宿[現在地名]三日月町三日月山陽道から下手野(しもての)村(現姫路市)で分岐した美作道の宿駅で、美作道の佐用(さよ)宿(現佐用町)と、当宿を出たあと下徳久(しもとくさ)村(現南光町)で分岐する因幡道の平福(ひらふく)宿(現佐用町)へ継送した。古代・中世から利用された道であったが、近世には慶長五年(一六〇〇)姫路城の支城利神(りかん)城(平福城、現佐用町)に入った池田由之が城下を形成して因幡道を整備したとされ、美作道も寛永年中(一六二四―四四)には整備され、当宿も同時期には成立していたと考えられている(兵庫県史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by