三時教(読み)サンジキョウ

デジタル大辞泉 「三時教」の意味・読み・例文・類語

さんじ‐きょう〔‐ケウ〕【三時教】

釈迦1代に説かれた教説を三時期に分類したもの。法相宗では、初時教を有教うきょう阿含あごん経など)、第二時教を空教般若はんにゃ経など)、第三時教を中道教華厳経など)という。

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精選版 日本国語大辞典 「三時教」の意味・読み・例文・類語

さんじ‐きょう‥ケウ【三時教】

  1. 〘 名詞 〙 仏語釈迦一代の教説を三期に区分したものの総称。法相宗(ほっそうしゅう)慈恩大師窺基の説で、第一時教を有教(阿含時)、第二時教を空教(般若時)、第三時教を中道教(深密時)という。さんきょう。〔選択本願念仏集(1198頃)〕

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