三木陣屋跡(読み)みきじんやあと

日本歴史地名大系 「三木陣屋跡」の解説

三木陣屋跡
みきじんやあと

[現在地名]三木市本町二丁目

三木市旧庁舎付近にある。宝永四年(一七〇七)三木町を与えられた常陸下館藩黒田氏が、播磨の飛地領支配のためにかみ町に設置した陣屋。その後三木町の領主はめまぐるしく交替するが、天保一三年(一八四二)明石藩領となるまで播磨の飛地領支配の拠点として使用された(「三木町御領主累代控」三木市有文書)。延享三年(一七四六)以降の上野館林藩領時代には代官ら役人七人・下目付二人・小役人一人・足軽一一人の計二一人が詰めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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