三村剛昂(読み)ミムラ ヨシタカ

20世紀日本人名事典 「三村剛昂」の解説

三村 剛昂
ミムラ ヨシタカ

大正・昭和期の物理学者 広島大学名誉教授。



生年
明治31(1898)年3月

没年
昭和40(1965)年10月26日

出生地
広島県竹原

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部物理学科〔大正10年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和13年〕

経歴
大正10年広島高師講師、のち教授。昭和4年広島文理大発足で同大助教授、12年教授。19年同大理論物理学研究所初代所長。また学術研究会議、日本学術会議各会員も務めた。波動幾何学の研究、戦後は学術会議内の理論物理学研究委員会創設に貢献。また広島被爆体験から同会議で原子力研究反対を唱え、科学者京都会議で原爆惨状核戦争の危険を訴え続けた。共著に「原子物理学」「力学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三村剛昂」の解説

三村剛昂 みむら-よしたか

1898-1965 大正-昭和時代の物理学者。
明治31年3月1日生まれ。広島高師教授をへて,昭和12年広島文理大教授,19年同大理論物理学研究所の初代所長。波動幾何学の共同研究を推進,また被爆の体験から原子力研究に反対した。昭和40年10月26日死去。67歳。広島県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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