三条公房(読み)さんじょう・きんふさ

朝日日本歴史人物事典 「三条公房」の解説

三条公房

没年:建長1.8.16(1249.9.23)
生年治承3(1179)
鎌倉前期の貴族。父は左大臣三条実房,母は藤原経宗の娘。公事や故実に詳しい三条家に生まれ,蔵人頭を経て建保6(1218)年に太政大臣にまで至る。承久3(1221)年の承久の乱後は太政大臣を辞したままであったが,西園寺公経権威おびただしく繁栄したこの時代にそれに遠慮せぬ「傍若無人の振舞」により「おそろしからぬ太政入道」と呼ばれた。

(五味文彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三条公房」の解説

三条公房 さんじょう-きんふさ

1179-1249 鎌倉時代公卿(くぎょう)。
治承(じしょう)3年生まれ。父は三条実房(さねふさ)。母は大炊御門経宗(おおいみかど-つねむね)の娘。建保(けんぽ)6年太政大臣にすすむ。従一位。建長元年8月16日死去。71歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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