経読み(読み)キョウヨミ

デジタル大辞泉 「経読み」の意味・読み・例文・類語

きょう‐よみ〔キヤウ‐〕【経読み】

経を読むこと。
法師異称
「此の美作は、武蔵といふ―の娘なりけり」〈十訓抄・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「経読み」の意味・読み・例文・類語

きょう‐よみキャウ‥【経読】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 経文を読むこと。読経(どきょう)
    1. [初出の実例]「こと公達はをがみし、経よみなどし給ひけるに」(出典:九冊本宝物集(1179頃)四)
  3. ( 経文を読む人の意 ) 法師の異称。
    1. [初出の実例]「聞くに可笑しき経よみは、とうかく高砂の明泉房」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
  4. 僧が経を読誦するように音読すること。また、経文での読み方。経文に多い文字の読み方。
    1. [初出の実例]「獄はぎょくとよむぞ。ごくは経よみなり、史漢ではぎょくとよむぞ」(出典:玉塵抄(1563)一六)

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