大炊御門経宗(読み)おおいみかど つねむね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大炊御門経宗」の解説

大炊御門経宗 おおいみかど-つねむね

1119-1189 平安後期-鎌倉時代の公卿(くぎょう)。
元永2年生まれ。藤原経実(つねざね)の4男。久安5年参議。二条天皇の伯父として天皇親政を推進。平治の乱では藤原信頼(のぶより)について,内裏を占拠したが,翻意して信頼を討った。永暦(えいりゃく)元年後白河上皇により解官され阿波(あわ)に流された。のち復位し左大臣,従一位。有職(ゆうそく)故実に通じ,和歌にもすぐれた。文治(ぶんじ)5年2月28日死去。71歳。法名は法性覚。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android