20世紀日本人名事典 「三条西公正」の解説
三条西 公正
サンジョウニシ キンオサ
昭和期の香道家,国文学者 御家流宗家(21代目);日本香道協会会長;実践女子大学名誉教授。
- 生年
- 明治34(1901)年1月8日
- 没年
- 昭和59(1984)年1月25日
- 出生地
- 東京
- 別名
- 号=三条西 堯山(サンジョウニシ ギョウザン)
- 学歴〔年〕
- 東京帝大文学部国史学科〔大正15年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(日本大学)〔昭和35年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 勲三等瑞宝章〔昭和56年〕
- 経歴
- 正親町三条実継の子、公時を祖とする大臣家・三条西家の19代目当主。元・伯爵。学習院初等科時代、昭和天皇と同級生で、宮内省図書寮編修官、帝室博物館鑑査官、実践女子大学教授(書跡・有職・服飾史)などを歴任。昭和22年三条西実隆堯空を祖とする香道御家流の諸家に推されて宗家となる。古法を継承しながら、新しい組香の創作にも意欲を示し、24年日本香道協会を設立、会長を務めた。著書に「御家流香道」「草仮名帖」「組香の鑑賞」「概観日本服装史」「香道―歴史と文学」のほか、「万葉集」「栄華物語」の現代訳がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報