三田老増町(読み)みたおいますちよう

日本歴史地名大系 「三田老増町」の解説

三田老増町
みたおいますちよう

[現在地名]港区白金しろかね一―二丁目

新堀しんぼり(古川)の南岸、三角形の平坦な低地西部を占める片側町。東は麻布谷あざぶたに町代地、西は幕臣邸地および立行りゆうぎよう寺、南は松秀しようしゆう寺、北は黒鍬組大縄地。もとは三田村のうちであったが、元禄一〇年(一六九七)頃から付近に武家屋敷ができ始め、当地にも町屋が形成された(港区史)。宝永年中(一七〇四―一一)に成立、町名は成立当時の名主老沼庄助・増島惣左衛門の頭文字をとったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android