三知(読み)サンチ

デジタル大辞泉 「三知」の意味・読み・例文・類語

さん‐ち【三知】

《「論語」季氏から》道を知るのに三つ段階があること。生まれながらにして知る生知、学んでのち知る学知、苦しんでのち知る困知の三。

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精選版 日本国語大辞典 「三知」の意味・読み・例文・類語

さん‐ち【三知】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「論語‐季氏」の「孔子曰、生而知之者、上也。学而知之者、次也。困而学之、又其次也、困而不学、民斯為下矣」による語 ) 生まれつきの資質によって、道を知るのに三段階あること。すなわち、生まれながらに知るもの、学んで知るもの、実地の困難にあたって知るものをいう。

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普及版 字通 「三知」の読み・字形・画数・意味

【三知】さんち

人の天に三等がある。〔論語、季氏〕孔子曰く、生まれながらにして之れを知るは上なり。學びて之れを知るなり。困(くる)しみて之れを學ぶは、其のなり。困しみて學ばざる、民斯れを下と爲す。

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