デジタル大辞泉 「実地」の意味・読み・例文・類語 じっ‐ち【実地】 1 物事が行われたり、行う予定になっていたりする場所。現場。「実地調査」2 理論や説明だけでなく、実際にそのことを行うこと。また、そういう場面。「考えを実地に移す」「実地訓練」[類語](1)現場・現地/(2)現実・実際・実情・実態・実相・現状・事実・実在・実まこと・現うつつ・本当・事情・実況・得体・現実的・実際的・真実・真相・現に・臨場感・リアル・有りのまま・有り様よう・史実・真正・実の・正真正銘・紛れもない・他ならない 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「実地」の意味・読み・例文・類語 じっ‐ち【実地】 〘 名詞 〙① ( 「じつぢ」とも ) 物事が実際に存在したり行なわれたりしている場所。〔運歩色葉(1548)〕[初出の実例]「われ生得実地にこりやすき僻ありて、その凝るときは、羽黒の山を脊負出て海を見せたく思ひ」(出典:俳諧・芭蕉葉ぶね(1817))② 考えを確かめたり、応用したり、また、身をもって経験したりする実際の場。また、実際の場で物事を行なうこと。[初出の実例]「志を立て一学を成すも之を実地に行ふの道を知らずんば学も終(つい)に益なからん」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二五)「器械の事にせよ化学の事にせよ大体の道理は知て居るから、如何かして実地(ジッチ)を試みたいものだと」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉緒方の学風) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例