三管(読み)サンカン

デジタル大辞泉 「三管」の意味・読み・例文・類語

さん‐かん〔‐クワン〕【三管】

雅楽で、唐楽に用いられる3種の管楽器しょう竜笛りゅうてき篳篥ひちりき
三管領さんかんれい」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「三管」の意味・読み・例文・類語

さん‐かん‥クヮン【三管】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 雅楽の用語。唐楽の管楽器である、笙(しょう)横笛(おうてき)篳篥(ひちりき)総称。〔楽家録(1690)〕
  2. [ 2 ]さんかんれい(三管領)」の略。

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世界大百科事典(旧版)内の三管の言及

【唐楽】より

…なお,管絃は原則として唐楽のレパートリーに限られる。
[楽器編成]
 唐楽の楽器編成は,管絃は三管三鼓両絃である。三管は笙・篳篥(ひちりき)・竜笛(りゆうてき)の3種,三鼓は羯鼓(かつこ)・太鼓・鉦鼓,両絃は琵琶と箏の弦楽器2種を指す。…

※「三管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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