三紋(読み)みつもん

精選版 日本国語大辞典 「三紋」の意味・読み・例文・類語

みつ‐もん【三紋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 背と両袖の後ろとに一つずつつけてある紋。また、その紋のついた着物
    1. [初出の実例]「通人、みつもんの羽おりを着て」(出典:咄本・鼠の笑(1780)三つもん)
  3. 紋所の名。藤菱を小さく三つ組み合わせて図案化したもの。
    1. [初出の実例]「金物に藤菱のみつ紋」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android