三縄村(読み)みなわむら

日本歴史地名大系 「三縄村」の解説

三縄村
みなわむら

[現在地名]溝辺町三縄

竹子たかぜ村の東に位置し、南東流する久留味くるみ川の南岸低地部からなる。村内を大口筋が北へ走る。中世にみえる皆尾みなお(弥那尾村)は当地に比定される。天養二年(一一四五)三月一二日の前大隅掾建部頼清処分状(禰寝文書)によると、桑西くわのさい郷内の「皆尾村」などが建部清貞に譲られている。文永一一年(一二七四)二月二八日の建部清綱所領注文(同文書)からは皆尾村が国衙領であったことがわかり、仏成房明慶の知行となっていることから、この所領注文が作成される以前に知行が清綱から明慶へと替わっていたのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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