三菱瓦斯化学(読み)みつびしがすかがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三菱瓦斯化学」の意味・わかりやすい解説

三菱瓦斯化学
みつびしがすかがく

化学会社。1951年日本瓦斯化学工業として設立,1957年子会社日本尿素工業,1961年日本樹脂化学工業を合併,1971年三菱江戸川化学と合併して現社名に変更。1974年水島石油化学工業を合併。1991年呼称を三菱ガス化学とする。天然ガス化学のパイオニアで,天然ガスからメタノール合成成功,各種肥料,化学品工業薬品,樹脂などを手がける。

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世界大百科事典(旧版)内の三菱瓦斯化学の言及

【ガス化学工業】より

…日本は天然ガスの産出量が少なく,これを利用する工業がきわめて特異な存在であったことや,日本の天然ガスがメタンを主成分とし,アメリカのようにエタンやプロパンを含んでいないので,メタン系の工業しか成り立たなかったこと,などの要因によって,特別な呼び方をするようになったと思われる。メーカーには,三井東圧化学,三菱瓦斯(ガス)化学,信越化学工業,日産化学工業,日本化成,協和ガス化学工業,コープケミカル,東洋ガス化学工業などがある。ガス化学工業の主要な前記3製品のうち,まずメタノールはその大半がホルムアルデヒドになり,ホルムアルデヒドは,ユリア樹脂(尿素樹脂),メラミン樹脂(接着剤や化粧板等の原料)などや,ポリアセタール(エンジニアリングプラスチック,いわゆるエンプラ)などの原料である。…

※「三菱瓦斯化学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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