ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三菱瓦斯化学」の意味・わかりやすい解説
三菱瓦斯化学
みつびしがすかがく
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…日本は天然ガスの産出量が少なく,これを利用する工業がきわめて特異な存在であったことや,日本の天然ガスがメタンを主成分とし,アメリカのようにエタンやプロパンを含んでいないので,メタン系の工業しか成り立たなかったこと,などの要因によって,特別な呼び方をするようになったと思われる。メーカーには,三井東圧化学,三菱瓦斯(ガス)化学,信越化学工業,日産化学工業,日本化成,協和ガス化学工業,コープケミカル,東洋ガス化学工業などがある。ガス化学工業の主要な前記3製品のうち,まずメタノールはその大半がホルムアルデヒドになり,ホルムアルデヒドは,ユリア樹脂(尿素樹脂),メラミン樹脂(接着剤や化粧板等の原料)などや,ポリアセタール(エンジニアリングプラスチック,いわゆるエンプラ)などの原料である。…
※「三菱瓦斯化学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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