三諦寺(読み)さんだいじ

日本歴史地名大系 「三諦寺」の解説

三諦寺
さんだいじ

[現在地名]柏崎市新道

新道しんどう集落の西にある。真言宗豊山派、山王山と号し、本尊薬師如来。応永元年(一三九四)創立という。安楽あんらく寺と末寺地福じふく院・正徳しようとく寺を併せて三諦寺としたらしい。明治三〇年(一八九七)裏山から経筒に納められて出土した妙法蓮華経八巻のうちに、建仁三年(一二〇三)一〇月八日紀銘の奥書がみられ、「宇川御庄新堂所内安楽寺書写了」とあり、阿念房・妙真・明賢らの僧名が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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