三都澳(読み)さんとおう

百科事典マイペディア 「三都澳」の意味・わかりやすい解説

三都澳【さんとおう】

中国福建省北東岸,三沙湾内の三都島にある商港。1899年開港。アモイ厦門),福州と並び省内の三大港をなす。水深大きく,古くは軍事拠点ともなった。茶,木材輸出港として有名で,漁港でもある。現在は寧徳地区寧徳市に編入されている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三都澳」の意味・わかりやすい解説

三都澳
さんとおう / サントゥーアオ

中国、福建(ふっけん/フーチエン)省北部の寧徳(ねいとく/ニントー)県に属する漁港。三沙(さんさ)湾のさらに奥の湾、三都澳に浮かぶ三都島の南西岸に位置する。1898年に開港し、福州、厦門(アモイ)に次ぐ港となったが、現在は湾内の豊富な水産資源の水揚げ港である。イシモチタチウオイワシエビなどの漁獲量が多い。

[青木千枝子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android