三野新郷・三野新庄(読み)みのしんごう・みのしんしよう

日本歴史地名大系 「三野新郷・三野新庄」の解説

三野新郷・三野新庄
みのしんごう・みのしんしよう

奈良東大寺野田のだ庄の成立を認める建久九年(一一九八)一二月日の後鳥羽院庁下文(東大寺続要録)に記す四至のうちに「南限公領三野新郷并新堤保」「西限公領三野新郷并大安寺庄」とみえ、野田庄の南と西に接する国衙領であった。野田庄は岡山市街南西部の野田一帯に推定されるので、当郷(庄)の郷域は近世北長瀬きたながせ村・いま村・上中野かみなかの村・下中野村一帯に比定される。平安末期に三野郷から独立して新郷となったと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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