三間道(読み)さんげんみち

日本歴史地名大系 「三間道」の解説

三間道
さんげんみち

[現在地名]金沢市野町のまち一丁目・同三丁目

犀川南側の北陸街道沿いの地子町で、野町四丁目の南東にある。南東は泉寺いずみてら町・六斗林ろくとばやし、中間から南西に入り六斗林弓ろくとばやしゆみノ町に続く。三軒道とも記し、はじめ家数が三軒であったことによる。延宝町絵図には町家二軒、足軽地一軒が記される。北側の筋は、玉泉ぎよくせん寺前から野町四丁目へ出る道筋で、江戸時代幕府巡見使が通行した。町の片側は玉泉寺の内門前家屋後方で長く生垣でかったが、文政二年(一八一九)金沢の寺社門前地がことごとく町奉行の支配となったのちは、門前の家々もこの通りを前方としたという(金沢古蹟志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android