三音(読み)サンオン

デジタル大辞泉 「三音」の意味・読み・例文・類語

さん‐おん【三音】

茶の湯で、湯釜の蓋をずらして開ける音、茶筅ちゃせんの穂を茶碗の湯にとおす音、茶碗に茶を入れたあと茶碗の縁で茶杓を軽くはたく音の三つとも、湯釜の湯の煮え立つ音、湯を茶碗に汲み入れる音、柄杓の中の残り湯を釜に返す音の三つともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「三音」の意味・読み・例文・類語

さん‐おん【三音】

  1. 〘 名詞 〙 茶道で、釜の蓋を切る音、茶筅とおしの音、茶碗に茶杓をあてる音をいう。茶席では、これ以外に音をたてないのを理想とする。また、釜の湯の煮える音、湯水を汲み入れる音、その残りを釜に返す音の三つとも、また、釜の蓋を蓋置の上に置く音、茶碗を畳の上に置く音、茶杓を茶碗の縁で打つ音の三つともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む