湯釜(読み)ユガマ

デジタル大辞泉 「湯釜」の意味・読み・例文・類語

ゆがま【湯釜】

草津白根山頂にある火口湖。直径約300メートルで湖水は強酸性。付近に水釜みずがま涸釜かれがま二つの火口湖があり、いずれも有史以降、水蒸気噴火を繰り返している。ゆかま

ゆ‐がま【湯釜】

湯を沸かす釜。
蒸気機関車のかま。ボイラー
[補説]地名別項。→湯釜

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精選版 日本国語大辞典 「湯釜」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐がま【湯釜・湯罐・湯鑵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 湯を沸かすのに用いる釜。
    1. [初出の実例]「同十四年。同郡之老浅井広志根発大弘願、鋳造湯釜入之」(出典竹生島縁起(1414))
  3. 蒸気機関車のかま。ボイラー。
    1. [初出の実例]「湯鑵(〈注〉ユガマ)滊を漏らして、着車を報ずる声喨喨」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一六)

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世界大百科事典(旧版)内の湯釜の言及

【白根山】より

…カルデラは,やがて現在の本白根山と白根山をつくる新期溶岩によって埋積された。その後白根山南東斜面に水釜,湯釜,涸(かれ)釜の3爆裂火口,白根山と本白根山との鞍部には弓池など多くの爆裂火口ができた。1805年(文化2)以来の噴火記録が残り,多くは湯釜が爆発しているが,1939年には弓池,76年には水釜でも爆発がみられた。…

※「湯釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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