日本歴史地名大系 「三須村」の解説 三須村みすむら 宮崎県:延岡市三須村[現在地名]延岡市三須町恒富(つねとみ)村の西、大瀬(おおせ)川南岸低地に立地する。恒富村から大瀬川の南岸に沿って三輪(みわ)村から椎葉(しいば)山に至る道が通る。延岡城下から約二八町の距離。平地が少ない割には水陸の運輸の便はよかったが、水害が多かった。天永元年(一一一〇)一一月日の今山八幡宮御神事并祭会料米下行引付(「今山八幡宮旧記」今山八幡宮文書)に三須とみえ、五月五日の神馬一〇匹・東舞一〇人を新名(にいな)(現日向市)・粟野(あわの)などとともに負担している。寛永一一年(一六三四)の指出(国乗遺聞)では高二三六石余。万治四年(一六六一)の延岡藩村高内検高覚では内検高三二二石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by