上京会寧府(読み)じょうけいかいねいふ(その他表記)Shàng jīng huì níng fǔ

改訂新版 世界大百科事典 「上京会寧府」の意味・わかりやすい解説

上京会寧府 (じょうけいかいねいふ)
Shàng jīng huì níng fǔ

中国,黒竜江省ハルビン市の南東,阿城県白城にある金代初期の都城址。金の煕宗が1138年に女真族居住地の中心部に開いた。金の上京址ともいう。旧満州国時代,日本人学者によって比較的よく踏査されているが,本格的な発掘調査は行われていない。長方形の南北二つの土城よりなり,北城は南北に長く南北約1.9km,東西約1.5km,南城は東西に長く南北約1.5km,東西約2.0kmの範囲に城壁を築き,南北に長く東西に短いL字形を呈している。南城の西寄り中央の約600m2の地域が宮殿址で,内部には南面する6基の基壇址が南北に並列し,その上面には塼(せん)をしくという。南北2城を時期の異なるものと考えるか,同時存在とするかについての議論がある。
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