上作木村(読み)かみさくぎむら

日本歴史地名大系 「上作木村」の解説

上作木村
かみさくぎむら

[現在地名]作木村上作木

西野にしの村の東、ごうの川の支流作木川の上流域に位置する山村。村名について「当村ニ古城跡御座候、城主佐久木新左衛門と申伝候、此姓氏を取て村名ニいたし候と相見(国郡志下調書出帳)とする説もあるが、不詳。元和五年(一六一九)の備後国知行帳に村名がみえ、高三二七・二〇一石を記す。「国郡志下調書出帳」は「当村ハ一筋之谷を本郷と唱作配仕候故、四方悉ク高山ニて、日蔭多分御座候故日和を好ミ申候、井手懸リ丈夫ニ御座候得水不自由之義無御座候、山も沢山ニ御座候ヘハ肥し草も相応ニ御座候、(中略)何分高山之麓故作方十分ニ無御座候、中下之村と奉存候」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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