上借(読み)うわがり

精選版 日本国語大辞典 「上借」の意味・読み・例文・類語

うわ‐がり うは‥【上借】

〘名〙
金銭などを、一度借りた上に、再度その人から借りること。
歌舞伎・傾城暁の鐘(1708)中「見せて上借(ウハガリ)を致したい物がござんす」
質入れなどを頼まれた者が、自分の用に当てるために余計に借り入れること。
咄本・御伽噺(1773)質「必ず上(ウハ)がり仕てくれやるな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android