上八幡村(読み)かみやはたむら

日本歴史地名大系 「上八幡村」の解説

上八幡村
かみやはたむら

[現在地名]佐和田町八幡やはた

真野まの湾岸石田いしだ川と国府こうの川に挟まれた砂丘とその後背湿地の境に立地。西は八幡町・八幡新やはたしん町、南は辰巳たつみ村、北は下長木しもながき村、東は金丸かなまる(現真野町)小木おぎ街道(現国道三五〇号)の成立に伴って元和期(一六一五―二四)には当村から八幡町、やがて八幡新町が独立した。元禄七年(一六九四)検地帳(八幡区有)によれば、田四八町七反・畑一二町五反余。宝暦二年(一七五二)の新田検地帳(同区有)には下田七反余・下々田七反余・砂畑三町二反・砂下畑四反余が開拓されている。「佐州巡村記」によると戸口は六一軒・三一六人。「佐渡年代記」によると、明和四年(一七六七)に明和一揆が起きたとき、当村名主小右衛門は早速相川あいかわに注進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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